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2014年3月20日木曜日

はじまりのさよなら

「3.11以降……」と、だれかが口を開くと、

「自然科学者は詐欺師」とか、
「文化人は馬鹿」とか、
「政治家は無能」とか、
「アーティストは無責任」とか、
「人文科学者は穀つぶし」とか、
「社会科学者は空理空論」とか、
「活動家は自己顕示欲の亡者」とか、
「母親は無知蒙昧」とか、
「経済人は私利私欲」とか、

もう、とにかくたいへんなことで。
どこかの陣営に収まって、敵を叩いていればいいというのであれば、堂々巡りのスパイラルから永遠に抜け出せない。永遠って、いやだよな。

先日、NHKスペシャルで「無人の町の“じじい部隊”」を見た。別に、被曝した土地への帰還を強制する土地の旧弊な有力者の話……なんかでは全然なく、生まれた場所を取り戻したいという当事者の真摯な苦闘の話で、私はなぜか「地獄の黙示録」なんかも思い出しながら、果てしない遠くにある未来の村への夢が、爺さまたちの口から語られるのを見ていた。悔しくってぼろぼろ泣いた。

これから自分のやろうとすることは、今までとは少し方向性が変わっていくと思うけど、それが自分のやるべきことだと思うから、何とかかたちにしていこうと思う。


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