「そのうちの一つの持ち手は、緑色に光るようになりますので」
「ですから、それは結局違うカップになるんですけれども」
ぼんやりと蛍光色を放つ。
微かなほたるのひかり。
変な夢をみたけど幸せな気持ちがした。
いい加減な植え方をしているのに咲いた実家のピンク色のヒアシンス、鉢に植え替えて親の住む場所に運んだ。いやになるくらい、甘いにおいがする。
たぶん、ずぼらな母は、枯らしてしまうだろう。
自分用には白いダリアの球根を買ったので、ベランダで鉢に植えてみる。
「思いたってダリアの帯さがしたんだけどなかった。……
喪服には一番似合う帯だと思うんだよねー」(大島弓子『ダリアの帯』)
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