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2012年5月14日月曜日

入梅前に、根無し草の仮植えを


昨夜は、「脱原発中野も」第1回会合に行ってきました。

今までいろいろな人たちが開催してくれたデモや政府交渉なんかにひっそりと参加してきたわけだけど、自分が住んでる街で始まることだから、いつまでもお客さんでは申し訳ないような気がしたわけです。とはいえ、自分になにかアイデアがあるのか?というところは、心許ないながら。

一応はクローズドな会議だったので、議論の中身を詳しく書いたりするのは控えます。単に一参加者の感想だけ。

呼びかけ人の方は、多様な方向性に間口を開いてくれた。デモをするという前提に拘泥せず、勉強会や放射能測定会、中野に避難されている福島の人の声を伝える活動、など、いろいろなアイデアが挙がった。
結局、デモ(もしくはパレード)をやろう、というところに話が落ち着いたけど、今後の展開として、最初に広げられた間口が、思い思いのやり方の出口になっていくような未来があれば、素敵だろうな。

中野区とのつきあいはずいぶん長くなったが、出身地でもなく、職場もなく、家族もいないから学区単位のコミュニティとも無縁だ。行政との具体的なつながりのうえで、解決すべきような課題が、自分にはうまく見当たらない。
だからせめて固有の土地の名前を冠した動きに、そこに暮らす自分をつなげる回路があるとしたら、この場所から、おそらく区の行政に向けてでもなく、もしかしたら国の行政に向けてですらなく、なんだろう……ただ外の世界に向けて、自分が思うことを口にしてみたい。
この場所から、近所に住む人たちと一緒に、ひとつの叫びを発したい、みたいな感じかしら。
ただ近所に住むというだけで、暮らし方も考え方も違う人たちと、一緒に歩くことができたら。

しかし、それは自分の場合にすぎなくて、さまざまな人たちそれぞれには、それぞれの思いがあるだろう。重なる部分、重ならない部分、顔を突き合わせて話したとき、どんな実を結ぶか。

多くの人と関わることなど得意ではないのに、それでも、妙な切迫感に駆られてしまって、なんだかここまできてしまった。
半ば冗談で口にしちゃった「も」に、新しい意味を与え、つながりの可能性を開く人たちと一緒に、どこにたどり着くのかわからないけど、途中で転んだりするかもしれないけど、とにかく歩いてみます。

どきどき。

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