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2012年1月29日日曜日

晴れたり曇ったり


まず、就職の面接に落ちたりしたことから、この週の気分がなんとなく方向付けられてった。まあ、それはいいとして。

金曜は久々に経産省前のテントに行く。
撤去されるとか、なんとか、不穏な感じ。
「思い出のデートスポット(笑)」がなくなるのは困るしね。
国有地につき立ち入り禁止、という看板は、いつ見ても変な感じだ。
錯綜する様々な思いの深さやすれ違いに、頭がくらくらする。悪酔い。

土曜は高木学校の講演会。
スウェーデンの若い学者さん二人のお話。
低線量被曝の影響について、既存の知識よりも危険な可能性があるという結論に至る疫学調査をした人の話だった。クリス・バズビー氏が引用して、福島の危惧を煽ったりしたイワクつきの論文の筆者だったけど、本人はいたって淡々とした発表。ひとりの研究者として、調査方法の妥当性や、反証可能性について「強みと弱み」を正直に話してくれた。原著をちゃんと読んでいないし、専門的な知識もないので、私自身にはそれを検証する能力はない。
いずれにしても、科学的な研究のお作法をひたすらにきちんと重ねていく人たちがいれば、つまらない陰謀論なんてなくなるはずだから、自然科学の人にはそこらへんをよろしくお願いします、という素人の感想です。
ただ、なんであれ自らの無謬性を過信する言説に堕落したときには、またブツブツ言うけどね。

四ツ谷から新宿に向かって、夕暮れの街を歩く。
借りっぱなしの本を図書館に帰して、北風に背中を丸める。
近所で買い物をして、適当な鍋物を作った。

今日は渋谷でTwitterデモ。
デモ用のオモチャを作る元気がなかったので、十五年くらい使い道のなかったシフォンのスカーフに、去年国立に持ってったクリスマスツリーに飾った金色のリボンを粗く縫い付けて、適当なフラッグを作った。
同行の友人が二班目のドラム担当に回されたので、そっちに合流。
巨大な真っ白い「脱原発」の旗の下で、頼りなくたなびく私のしょぼい旗。
それでも空は青いから、強い北風で同じ方向になびいていると、ちょっとうれしくなる。
原宿の交差点のあたりで、小さな男の子が太鼓を叩きにきてくれたときには、とにかくうれしくて笑ってしまった。
気取ってお茶を飲んだり、女の子どうしで占いしてもらったり、仕事で自転車で走り回ってた街をいまは、叫びながら歩いてる。

そのあと中野で焼肉を食べて、酔った勢いで阿佐ヶ谷の会議に顔を出して、おとなしく帰宅して落ち込んでいる。←イマココ。

なんで、デモの後にはかならず、しょんぼりしちゃうのかなあ。
So it goesですかね。。
まだ、きっと、こんな日々が続きます。

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