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2011年12月26日月曜日

歩道橋渡るとき、空に踊る

先日の三鷹で味をしめて、こっそりとローカルデモ強化週間にいたしました。

24日は西荻。
これはもう、自分みたいな余所者がどうのこうの言うのは意味がない。暮らす人たち固有の場所をみんなでいとおしむような時間を、贅沢にもちょっぴり分けていただいた。リコーダーが奏でるシュガーベイブの「パレード」に合わせて、晴れた空の下をゆっくりと歩く。シュプレヒコールにすらならない、ためらいがちな言葉をぽつぽつと呟く人たち。ぐるぐる渦巻くやりきれない気持ちを、そのままの温度でかたちにするような。
解散後は、まだ明るかったので北口の公園にお酒を持ち込んでちょっと飲んだ。以前、善福寺川でカルガモの子どもに気を取られてすっ転んだときに、大流血した膝小僧を手当てした公園。
などなど、余韻に浸りつつ、久々の「もぐもぐ」でレバーペーストを、「藤乃木」でパンを仕入れて帰った。
そういう、街に刻まれた自分なりの記憶を、あらためて思い返すようなデモでした。
うまくいえないけど。

今日は国立にお邪魔する。
こちらも私たちにはかなりのアウェイ。いままで数回しか、来たことのない街でした。
昨日とはがらりと雰囲気が異なり、きらきらと華やかな行進だった。
とはいえ、昼の出発地の公園では、子どもに笑われたり、犬くんに遊んでもらったりして、のんびりとスタート。
昼も夜も、バスですれ違う子どもや、お店の人、歩道で信号を待つおばあさんなど、とにかく、手を振ってくれる人がたくさんいた。
「仮装しないんですか?」「いえ、まあ女装です」という会話ですが、ええと、チャラい女子大生だった母親が当時仕立てたお下がりの服を着ていったので、私にはかなり仮装だったんですわ。
渋谷や新宿みたいに、通り過ぎる人ばかりの街とは違って、その地に暮らしている人の顔が見える街を歩くのは、独特の緊張感と、ほっとするような空気の両方を感じる。

せめて一年に一度くらいは……の礼拝にも行かず、ふらふらと彷徨ったクリスマスでした。

いったいどうなってしまうのか、唐突ながら路上を歩くことに明け暮れることになった一年も、そろそろ仕事納めだと思うけど、何かが締め括れる気持ちにもならないや。
来年は、どんなクリスマスを迎えるんだろうね。

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