編み物番長としては、張り切るしかないぜ。
福島の女の人たちと、その声に耳を澄ます人たちが、仕事熱心な男の人たちの都合ばかりがまかり通る場所に押し寄せた晴天の本日です。
「座んなさいよ」と言われて、編み物の輪におそるおそる加わったとたんに、始まるあれやこれやの四方山話とか、にこにことプラカードを持ってあやしいダンスを始めるおばあちゃんとか、ソーラークッカーで焼き芋を焼こうと苦戦するおじいちゃんとか、「うちの鬼嫁がねー」なんて打ち明け話を始めるお父さんとか、「食べてー」と回ってくる手づくりの、かやくご飯のおにぎりと鶏のからあげとか。
「うーさーぎー追ーいしー 彼のーやーまあ」
合唱するおばさま方の声に合わせて、パンクス風味のドラム隊が静かにリズムを刻みます。
悲しくて、怒りをぶつけるべきはずの場所なのに、それでも私はうれしくなって、おじさんたちの作った喫煙所(ここは体育館の裏だよ、不良の溜まり場なんだ、とのこと)で、いろんな人としゃべって、へらへらと笑ってました。
黒くていかつい車で乗り付けてマイクで罵声を浴びせる兄さんたちに、「こりゃー、千代田区は路上禁煙条例があるんじゃー!お前ら法令違反じゃー!」とか怒られながらね。
0 件のコメント:
コメントを投稿