リボンやフリルに埋もれて、おしとやかに窓の奥で、チューリップに水をあげているだけでもよかったのかもしれません。
難しいことはわからない、と、ばら色のくちびるに意味深な笑みを浮かべて、チョコレートボンボンを口の中で転がしてみるとか。オレンジの香りのするお茶を、目を閉じて飲んでみるとか。
どうして、こうなっちゃったんだろう。
サファイア姫は天使のいたずらで、男の子の心を持って生まれてしまったそうです。手前の責任を取るために地上に降りてきたのがチンクなんですが、騎士として戦うサファイア姫から男の子の心を回収してしまったら、急に剣先も鈍ってしまう。どうしたら、いいんだろう。このまま男の子の心を持ったまま、強いお姫様で、人々のために戦うほうが、正しいんじゃないか。チンクは悩みます。
私の見た夢は、秘密です。
だれにも言わない、秘密です。
ほとんど、ばれてても、秘密です。
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